エンジョイ!シルバーライフ

シルバーエイジになっても楽しく輝こう✨

家族紹介~カワラバトのBちゃん

Bちゃんとの出会いは、2018年の6月25日。


2018年10月まで住んでいた横浜でのことでした。
横浜では集合住宅に住んでいましたが、自治会長が「箱に入って捨てられた鳥のヒナがいるんだよ」と呼びにきました。
自治会長とは仲良しで、私の鳥好きを知って声をかけてきたのです。


慌てて見に行くと、新聞を敷いた段ボールの中に小さな黄色いヒナが2羽。
小雨降るなか、集合住宅の軒下に一晩放置されていた雛たちは少し冷たくなっていました。


そのまま放置すれば命はないので、家に連れ帰り、まずは温めます。
急なことで、入れる容器もないので熱伝導のいいフライパンって・・・(笑)
フライパンの下にはヒートマットを敷いています。


ネットで調べたところ、この子達はカワラバトのヒナだと即判明。
なるほど、捨てられていたことに合点がいきました。
集合住宅のベランダでヒナがかえり、困った住人が箱に入れて捨てたのでしょう。


拾ってしまった私はどうするか。
答えは簡単明快で、できることをするしかありません。


まずは病院へ行って、ふさわしいフードをゲットしようと電話で確認しました。
「野鳥のヒナは拾ってはいけない」という決まりがあるからか、動物病院では原則的に野鳥は診ません。
しかし「鳩」はなぜか野鳥ではないのです。
それでも「鳩なんか診ません」というけしからん病院もあるので、まずは電話で確認です。


幸い一番近い鳥を診る病院に問い合わせるとOKとのことなので、フライパンのまま連れて行き「このまま焼き鳥に…」などとおバカな冗談を言って先生を失笑させました💦


「元気になったら野生に帰えすもの」と思っていたので名前をつけないはずが、病院ではカルテに名前が必要だったので「鳩ちゃんA」と「鳩ちゃんB」と記入。


この日から、投薬と挿し餌、二週間おきの通院でよろしくない細菌撲滅作戦の開始です!
当時、我が家にはインコ5羽もいて、細菌感染は怖いので徹底的に治療しました。


それでも、残念ながら小さなほうのAちゃんは一週間でお星様になってしまいました。
鳩は一回の産卵で2個の卵を産み、オスとメスだと言われるので、Aちゃんは女の子だったのでしょう。


母鳥が育てれば、鳩のヒナは20日で巣立つそうです。
自然の力とは素晴らしいですね。


【2018年7月25日保護から一か月後のBちゃん】
人の手で育てているBちゃんはまだまだ怪獣というか、正体不明というか・・・(笑)



2018.7.25 1ヶ月後


【2018.9.5 保護から2か月と10日のBちゃん】
まだまだハゲだけど元気いっぱいです!



2018.9.5 2ヶ月と10日目


そして


【2018.9.27 保護から3か月のBちゃん 】
まだ体は小さいけれど、まぎれもない立派なカワラバトになりました。



2018.9.27 保護から3ヶ月


病院の先生は、人間の手で育てた鳩を野生に帰すのは、普通に飼っているインコを外に離すのと同じことだと言われました。


「土鳩に生まれて、鳥かごで生きることがBちゃんにとって幸せなのか?」


それを言ってしまえば、ほかのペットの鳥たちだって、本来は空を飛んでいたいに違いなく、ペットを飼うことの是非にまで及んでしまうのだけれど。


結局、6年になろうとする今もBちゃんは私と暮らしています。



人によっては「空飛ぶゴキブリ」「雛は見つけ次第ポリ袋に入れて生ごみに出す」


などと聞いただけで胸が痛くなるほど忌み嫌われる土鳩を保護することには、異論のある人も少なくないでしょう。


でも、私にとっては出会った命。


元気に育って欲しい命だったのです。



 *ほなら、ゴキブリの命はどうなる?というツッコミにはお答えいたしません。(笑)